シミ予防は体内から!美肌のためにはじめるインナーケア
2025.2.23


シミ予防で何をしていますか?
日焼け止めや日傘の使用などで予防している人も多いのではないでしょうか。
しかし、それだけで十分だと思うのは危険です。
シミ予防には、からだの内側からのケアも大切。
インナーケアを取り入れることで、より効果的にシミ予防ができるのです。
今回の記事では、シミができるメカニズムと、体内からシミを防ぐインナーケアの方法をご紹介します。
1.美肌の天敵!シミができるメカニズムとは

美肌の天敵であるシミは、どうしてできてしまうのでしょうか?
シミができるメカニズムに大きく関わっているのが紫外線です。
紫外線を浴びると、肌の内部でメラノサイトが活性化し、メラニン色素が作られます。
メラニン色素は、本来ならターンオーバー(肌の新陳代謝)によって体外に排出されます。
しかし、長年紫外線を浴び続けた肌は、ターンオーバーのサイクルが乱れやすくなっており、蓄積したメラニン色素がシミとして残ってしまうのです。
また、ストレスやタバコなどもメラニンの生成を促し、シミができる原因に。
さらに、頬に左右対称にできるシミ、肝斑(かんぱん)は、女性ホルモンの影響によるとされています。
シミは肌の印象に大きな影響を与えます。
一度できてしまったシミを消すことは簡単ではないため、早め早めに予防していくことが大切です。
そこで、ここからはシミ予防に効果的なインナーケアをご紹介します!
2.シミ予防に重要な栄養素3選

シミを防ぐためのインナーケアの基本は、内側から美肌を支える栄養素を摂り入れることです。
栄養はバランスよく摂るのが大前提ですが、シミ予防には、これからご紹介する3つの栄養素を積極的に摂取しましょう。
2-1.ビタミン
ビタミン摂取は美肌作りの王道。ビタミンには抗酸化作用があり、メラニン色素の生成を抑制してシミを予防する作用をもちます。
ビタミン摂取におすすめの食材は次の通り。
- ビタミンC
ブロッコリー、キウイ、いちご
- ビタミンA
かぼちゃ、モロヘイヤ、にんじん、うなぎ
- ビタミンE
かぼちゃ、モロヘイヤ、うなぎ、アーモンド
2-2. ポリフェノール
ポリフェノールも抗酸化作用が高い栄養素。
赤ワインに含まれているのはよく知られていますが、実は緑茶やコーヒーなどからも摂取可能です。
意外と手軽に摂取できるので、毎日続けることで、自然と抗酸化力をアップさせられますよ!
2-3.L-システイン
L-システインは、メラニン生成を抑える効果が期待できるアミノ酸です。さらに、解毒や抗酸化作用も持ち、肌全体の健康をサポートします。
肉類(とくにレバー)、魚類、にんにく、たまねぎ、ブロッコリーを食べるようにするといいでしょう。
3.シミ対策には漢方薬もおすすめ

シミは日焼け止めの使用などのアウターケアと、必要な栄養素を摂取するインナーケアの両方で予防することが大切。
しかし忙しい毎日のなか、アウターケアとインナーケアを続けていくのは大変……。
その点、漢方薬なら症状や体質に合ったものを服用するだけなので、無理なく日常生活に取り入れられます。
シミ対策には、
- 水分の循環をよくして老廃物を排出する
- 血流をよくして肌に栄養を行き渡らせる
- 肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する
などの働きを持つ生薬を含む漢方薬を選ぶといいでしょう。
<シミ対策におすすめの漢方薬>
桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
血流を改善し、肌へ栄養が行き渡るようにすることで、シミやニキビ、肌荒れなどに用いられる漢方薬です。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
皮膚をはじめ全身に栄養を行き渡らせ、血行を促進すると同時に水分代謝を整えることで、シミやしわ、冷えやむくみなど幅広い症状に用いられます。
漢方薬は、自分のからだに合ったものを選ぶことが大切です。まずは、漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談しましょう。
最近では、インターネットで漢方薬のプロに相談できる「あんしん漢方」などのサービスもあります。
スマホひとつでできるあんしん漢方の「オンライン個別相談」では、漢方に詳しい薬剤師に対面では相談しづらい悩みも気軽に相談できますよ。薬剤師がAIを使って、あなたのために選んだ漢方薬をお手頃価格で自宅まで郵送してもらえるのも嬉しいポイントです。
4.シミ予防にはインナーケア!
せっかくシミ予防をするなら、スキンケアだけではもったいない!
ビタミン、ポリフェノール、L-システインなどを摂取するインナーケアを取り入れて、シミを予防し、健康な肌を守りましょう。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)さん
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)