やらなきゃだけど気力がわかない!無理しなくてもできる3つの改善メソッド
2025.3.11


「何もやる気が起きない」「やることがあるのに、からだを動かすのもだるい」そんな「無気力」の悩み、抱えていませんか?
気力がわかないのは、単にサボリ癖があるというだけではなく、さまざまな理由が考えられます。
今回は、無気力の原因、そして無理せず無気力の改善を期待できる対策も併せて解説します。
1.何もやりたくない!無気力になる理由は?

無気力と深く関係しているのが自律神経です。
自律神経は、内臓や血管などの生命活動に関わる機能を調整する重要な役割を担っています。
自律神経には、からだを活動的にする「交感神経」、リラックスさせる「副交感神経」があり、これらは1日のなかで適切に切り替わることで、バランスを保っています。
しかし、慢性的なストレスや不規則な生活習慣によってこの切り替えが乱れると、自律神経の働きが低下し、無気力や精神的な不調を引き起こす原因になることがあるのです。
2.無理しなくてもできる3つの改善メソッド

ここからは、無気力を改善するための簡単なセルフケアについて解説します。
2-1.生活習慣を整える
生活習慣を見直し、自律神経のバランスを整えましょう。とくに、偏った食事は自律神経が乱れる原因になるため、暴飲暴食を控え、アルコールなども適量を心がけましょう。
食事は、1日3食、バランスよく摂取することが大事です。自律神経を整えるためには、乳製品や大豆製品に含まれるトリプトファン、魚類に豊富なタンパク質やビタミンB6、玄米や味噌に含まれるGABAを意識してとり入れるのがおすすめです。
2-2.質のよい睡眠
睡眠は脳とからだを休め、心の充足にもつながります。質のよい睡眠を得ると、ホルモン分泌が促され、疲労回復効果も高まります。
睡眠の質を向上させるには、睡眠ホルモンの「メラトニン」の材料になる「セロトニン」の分泌を促しましょう。日光を全身で浴びることでセロトニンの分泌が活性化され、夜には自然と眠りにつきやすくなります。
2-3.適度な有酸素運動
適度な運動習慣を身につけることで、気力を充実させましょう。とくにおすすめの運動はウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動です。
有酸素運動は副交感神経を優位にし、セロトニンの分泌を促します。その結果、からだがリラックスしてストレスが緩和され、心の安定がもたらされます。
3.自律神経を整えるには漢方薬もおすすめ

自律神経を整えるには、漢方薬の使用もおすすめです。漢方薬は、心とからだ全体のバランスを整え、体質からの根本改善を得意とします。
また、漢方薬は植物や鉱物といった自然由来の生薬で作られており、一般的に西洋薬に比べ副作用リスクが低いともいわれています。毎日飲むだけなので、気軽に続けやすい部分もメリットです。
自律神経を整えるには、「血流をよくする」「消化・吸収機能を改善して、からだの内側から心を元気にする」「ホルモンバランスを整える」といった働きを期待できる漢方薬を選びましょう。
<自律神経の乱れの対策におすすめの漢方薬>
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸機能を高めて、疲労・倦怠感を改善し、気力を充実させます。
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
弱った精神を安定させるとともに、胃腸機能を整えることで心とからだを回復させます。
漢方薬は体質との相性も重要です。漢方薬を使用するときは、漢方に精通した医師や薬剤師に、ご自身の体質に合ったものを提案してもらいましょう。
もっと気軽に漢方薬をとり入れたい場合は、オンライン漢方薬の「あんしん漢方」がおすすめです。体質診断、漢方薬の提案、アフターフォローまでスマホ1台で完結するところが魅力。通院する時間がない方や、感染症対策が気になる方にも便利なサービスです。
4.無気力の改善はまず生活習慣の見直しから
無気力は、自律神経の乱れが主な原因です。
生活習慣を整えたり、睡眠の質を高めたり、適切な運動を心がけたりすることで生活を見直し、気力と元気をとり戻しましょう。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかりさん
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)