ハイポニキウムってなに?爪を美しく育てる秘訣3選
2025.6.11


美爪を目指している人なら一度は耳にしたことがあるであろう「ハイポニキウム」。
近年ハイポニキウムのケアが育爪の鍵だと注目されはじめています。
とはいえ、ハイポニキウムについてよく知らない、どのようなケアの仕方がいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そのため、今回はハイポニキウムの役割やケアの仕方を中心に育爪の方法について紹介します。
1.育爪とは

育爪とは健康で美しい爪を育てることで、長くなった爪を短く整えるだけでなく、保湿や甘皮のケアを行うことも含まれます。
なかでも大切なのはハイポニキウムのケアです。
ハイポニキウムは、手のひら側から見たときに、指先と爪の間にみえる透明な皮膚のこと。
ハイポニキウムをしっかりとケアすることで、色や形がよく艶があり、割れにくい爪を目指すことができます。
2.育爪ではハイポニキウムが大切!

ハイポニキウムのケアを行うと嬉しい効果がたくさんあります。
たとえば、ハイポニキウムを伸ばすと、爪の隙間が狭くなるため、細菌や異物の侵入を防ぐことができます。
爪の隙間にゴミがたまるのを予防するだけでなく、異物の侵入による炎症を起こしにくくもなり一石二鳥です。
さらに、ハイポニキウムを伸ばすと爪のピンク色の部分も縦に広がります。
相対的に爪が細長くみえるため、小さく丸い爪が気になる人や、ネイルの見栄えをよくしたい人にとっては嬉しいポイントです。
また、ハイポニキウムも爪も皮膚の一部なので、ハイポニキウムが育っているということは爪にもうるおいや栄養が行き渡っている証拠。
二枚爪や縦筋などのトラブルが起こりにくい丈夫な爪が育っていることがわかります。
3.今すぐできるハイポニキウムケア

美爪作りに欠かせないハイポニキウムですが、どのようなケアをしたらいいのかわからない人も多いと思います。
誰でもすぐにできるケア方法を紹介するので、早速今日から試してみましょう!
3-1.深爪にしない
ハイポニキウムは爪の裏側に張り付く形で成長するため、爪を短く切りすぎるとその成長を妨げてしまいます。
そのため、爪の処理は爪やすりの一種であるエメリーボードを使うのがいいでしょう。
爪やハイポニキウムへの負担を抑えるためにも、やすりの目の荒さは180〜240グリッドがベスト。
ただし、爪やすりには、エメリーボード以外にもネイルの加工やオフに使うものなど用途に合わせてさまざまな種類があるため、間違えないよう確認しましょう。
3-2.保湿ケアをする
ハイポニキウムを育てるためにはしっかりと爪を保湿することが大切です。
必要な栄養素や保湿成分が含まれている保湿剤を使ってケアをしましょう。
迷ったときはネイルオイルを選ぶのがおすすめです。
ネイルオイルには、肌になじみやすい植物性のものやアロマの香りを楽しめるものなど多種多様。
ハイポニキウムのケアがしやすいスポイト状のものもあります。
もちろん、ネイルオイルだけでなく、美容液、乳液、クリームなどでも保湿することができるため、体質や好みに合わせて自分にあった保湿剤を選びましょう。
4.育爪ケアには漢方薬もおすすめ

育爪は根本からの改善を目指す漢方薬も役立つことを知っていますか?
ハイポニキウムを育てるためには、保湿ケアに加えて、爪に栄養やうるおいを届けることが必要です。
それらの効果が期待できるおすすめの漢方薬を紹介します。
育爪ケアにおすすめの漢方薬
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
不足した「気(き)」と「血(けつ)」を補い、爪をはじめ全身に栄養を届ける漢方薬です。
貧血気味で、疲れている人に用いられます。
四物湯(しもつとう)
頭皮、皮膚、爪などに栄養やうるおいをあたえる漢方薬です。
皮膚が乾燥して色艶の悪い人に用いられます。
漢方薬は飲むだけで対策できるので、手軽に始められるのが魅力です。
また西洋薬と比べて副作用も少ないため、安心して続けられます。
「漢方薬を飲んだことがなくて不安」という人も心配いりません。
最近は自分にあった漢方薬をAIが選んでくれるサービスもあります。
オンラインで診断できるので、隙間時間に家から試すことが可能です。
日々の爪のケアと並行して漢方薬を試してみるのはいかがでしょうか。
5.ハイポニキウムを育てて美爪に近づこう
健康で美しい爪を育てるためには、ハイポニキウムのケアを行うことが大切です。
ハイポニキウムは、汚れや細菌の侵入を防ぐだけでなく、爪の色や形まで整えてくれます。
育てるためには、栄養とうるおいを爪に届けることとしっかり保湿を行う必要があります。
ハイポニキウムを育てて、理想の美爪を目指しましょう。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)さん
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)