春の紫外線は夏と一緒!?今から始める紫外線対策
2025.4.7


暖かい春になり、紫外線も気になる季節になってきました。
「夏しか紫外線対策をしていない」という方は多いかもしれませんが、じつは、春も紫外線量が多いことをご存知でしょうか?
今回は、春の紫外線の特徴と、おすすめのインナーケアについてくわしく解説します。
1.春の紫外線は夏と同じ量?[a]

春の紫外線は、夏に匹敵するレベルで地表に降り注いでいます。
肌に有害な紫外線は「UV-A」「UV-B」の2種類があります。
一般的に「紫外線」と聞いて多くの方がイメージするのはUV-Bです。
真夏に量が増加し、冬になると減少するタイプの紫外線です。
一方、UV-Aは年間を通してUV-Bよりも量が多いのが特徴。
春先から量が増加し、夏とあまり変わらない量の紫外線が降り注いでいるのです。
「紫外線対策は夏だけ」とケアを怠っていると、肌にどんどんダメージが蓄積し、ハリや弾力を失う原因に。
春からしっかりとした紫外線対策を行い、肌を守りましょう。
2.インナーケアで紫外線対策4選

ここからは、からだの内側から行える紫外線対策を4つご紹介していきます。
2-1.抗酸化作用のある食べもの
紫外線を浴びると、活性酸素が増加し、からだが「サビる」原因に。
肌の老化が進行するとシミやシワの原因になります。
代表的な抗酸化物質は、ビタミン類(A、C、E)や、ポリフェノール類、カロテノイドです。
ニンジンなどの緑黄色野菜、オレンジなどの柑橘類、アーモンドなどのナッツ類を意識的に摂取しましょう。
2-2.サプリメントの使用[b]
不足した栄養素を補うには、サプリメントもおすすめです。
必要な栄養素は基本的に食事から摂取することが大切ですが、サプリメントを補助的にとり入れることで、栄養バランスを整えることができます。
紫外線対策には、L-システイン、アスタキサンチン、リコピンなどのサプリメントがおすすめです。
また、日光を避けることにより、日光浴によるビタミンD生成が不足することがあるので、ビタミンDの補給も意識するといいでしょう。
2-3.質のよい睡眠
紫外線で傷ついた肌を修復するには、質のよい睡眠をとることが大事です。
睡眠は、肌のターンオーバーを促し、美肌ケアに役立ちます。
就寝前にスマホやパソコンをいじってしまう方は要注意。
電子機器の画面から発せられるブルーライトは、脳を覚醒状態にして、睡眠の質を低下させます。
寝る前は電子機器の使用を控え、リラックスできる状態で過ごしましょう。
2-4.軽い有酸素運動
ウォーキングや軽めのジョギングなど、激しすぎない適度な有酸素運動は睡眠を促し、肌の新陳代謝につながります。
運動は、夕方から夜にかけての時間帯で、就寝3時間前くらいに行うのがおすすめです。
その時間帯は紫外線量も日中に比べると低くなるので、野外の運動に最適です。
3.紫外線対策には漢方薬もおすすめ

根本からの改善を目指す漢方薬は、紫外線対策で生じるシミやシワの対策にもおすすめです。
漢方薬は植物や鉱物などの自然由来の生薬で構成されていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれています。
毎日飲むだけなので、生活スタイルを変更するよりも手軽な点も魅力です。
肌の紫外線対策には、「血行をよくして、肌に栄養を行き渡らせる」「ホルモンバランスの乱れを整える」「肌の新陳代謝を高め、紫外線ダメージを回復する」といった働きを持つ生薬を含む漢方薬を使用しましょう。
<おすすめの漢方薬>
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
滞った血流を改善し、からだの水分代謝を高めることで、シミやにきびなどの皮膚疾患に用いられます。
四物湯(しもつとう)
血流を促し、肌に栄養と潤いを与え、肌の乾燥やシミに用いられます。
漢方薬は体質との相性も重要です。漢方に精通した医師や薬剤師に、ご自身のからだに合った漢方薬を提案してもらいましょう。
もっと簡単に漢方薬を利用したい場合は、オンライン漢方薬サービスの「あんしん漢方」がおすすめ。
あんしん漢方は、体質診断、漢方薬の提案、そしてアフターフォローに至るまで、すべてネットで完結します。
なかなか通院の時間がとれない方や、感染症対策が気になる方にも最適です。
4.からだの内面からの紫外線対策を忘れずに
肌に有害な紫外線は主にUV-A、UV-Bの2種類があり、とくにUV-Aは春先から夏と同じくらいの量が降り注いでいます。
紫外線を浴びない対策はもちろん、からだの内面からのケアも忘れずに、紫外線対策を行っていきましょう。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)さん
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
[a]参考
https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf
[b]参考
https://h-jp.fujifilm.com/products/supplement/innercare/505251510000.html
https://kyuen-clinic.jp/blogs/doctors-cosmetics/sunblock-supplement-recommend