その肌荒れ、花粉が原因かも!肌荒れと花粉の関係とは?
2025.4.13


春が来て、気温も上がりお出かけしたくなる季節。
しかし、メイクをしようと思ったら「なんだか肌がピリピリする」「赤みが気になる」なんてこと、ありませんか?
もしかしたら、その肌荒れの原因は花粉かもしれません。
花粉症といえば、くしゃみや鼻水、目のかゆみを思い浮かべがちですが、じつは肌の状態にも影響を与えるんです。
この記事では、花粉による肌荒れの原因と、その対策についてわかりやすく解説していきます。
1.花粉の時期になると肌荒れが……[a]

花粉の時期に肌が荒れていたら、「花粉皮膚炎」かもしれません。
とくにスギ花粉がピークになる2〜4月に、顔や首など露出している部分に痒みをともなった肌荒れがでている人は、花粉皮膚炎の可能性があります。
このように、花粉で肌が荒れる原因は、肌のバリア機能が低下しているから。
冬の乾燥でバリア機能が低下している肌に花粉が付着すると、刺激になって炎症を起こしてしまうのです。
2.花粉による肌荒れに今すぐできる2つのこと

花粉の季節を乗り切るには、「バリア機能を高めること」と「ターンオーバーを促すこと」が大切。
ここからは、今すぐできるインナーケアの方法をご紹介します。
2-1.皮膚のバリア機能を向上[b]
バリア機能が弱まると、肌が花粉の刺激を受けやすくなってしまいます。
だからこそ、バリア機能をサポートする栄養素をしっかり摂るようにしましょう。
セラミド[c]
肌のうるおいをキープしてバリア機能を強化します。
こんにゃくや豆類、キノコ類に多く含まれています。
ビタミンB群[d]
ビタミンB2やビタミンB6が不足すると、肌荒れが起こりやすくなります。
肌がデリケートになっている花粉の時期には、これらが不足しないように納豆・乳製品・豚ヒレ肉・玄米・サツマイモなどから摂取するようにしましょう。
タンパク質
皮膚はタンパク質からつくられています。コラーゲンもタンパク質の一種。乳製品・たまご・肉・魚・大豆類などから摂取できます。
2-2.肌のターンオーバーを促進[e]
ターンオーバー(肌の生まれ変わり)がスムーズにいくと、花粉によるダメージを早くリセットできます。
今日からできることはこちら!
良質な睡眠
睡眠中には成長ホルモンが分泌されて、肌のターンオーバーが活発になります。
睡眠のリズムを意識して、肌のターンオーバーを整えましょう。
軽い運動
運動することで血行がよくなり、肌に栄養が行き届きやすくなります。
ストレスをためない
ストレスで肌荒れが悪化することも……。
リラックスする時間を大切にしましょう。
3.花粉による肌荒れには漢方薬もおすすめ

花粉の時期は肌の調子が不安定になりがち。「毎年花粉の季節になると肌荒れする……」そんな人は、漢方薬を用いて根本からの体質改善を目指すのもひとつの方法!
漢方薬は、肌荒れしやすい体質を内側から整えてくれる心強い味方です。
花粉の時期の肌荒れに悩んでいる人は、
「血流をよくして肌に栄養を行き渡らせる」
「水分の循環をよくしてからだに潤いを与える」
「かゆみや炎症を和らげる」といった働きをもつ漢方薬を選ぶといいでしょう。
<花粉による肌荒れに悩んでいる人におすすめの漢方薬>
桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
血流を改善し、肌へ栄養が行き渡るようにすることで、シミやニキビ、肌荒れなどに用いられる漢方薬です。血流を改善し、肌へ栄養が行き渡るようにする働きがあります。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
皮膚をはじめ全身に栄養を行き渡らせ、血行を促進すると同時に水分代謝を整えることで、シミなど幅広い症状に用いられます。
漢方薬は自分の症状や体質に合っていることが大切です。
漢方薬を服用しようと思ったら、まずは漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談しましょう。
「自分に合った漢方薬が知りたいけど、相談先がわからない」という人は、スマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような、オンライン個別相談を使ってみるのはいかがでしょうか。
あんしん漢方では、漢方薬に精通したプロがAI(人工知能)を活用して、あなたに適した漢方を見極めてくれます。さらに、お手頃価格で自宅に郵送してくれるので、花粉の時期に外出しなくていいのも嬉しい点です。
4.花粉に負けない肌を目指そう!
花粉の季節でも健康な肌をキープするには、バリア機能を高め、肌のターンオーバーを整えることが大切!
肌に必要な栄養素を取り入れたり、生活習慣を見直したりして、春も健やかな肌を目指しましょう。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかりさん
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
[a]【参考にしたURL】
https://www.city.kumagaya.lg.jp/kenkouhukushi/kenkohoken/keihatu/navi/r6/kenkounaviR0703.html
[b]【参考にしたURL】
https://www.kenei-pharm.com/healmild/column/dry_skin/column129/
[c]【参考にしたURL】
https://luna-beauty-clinic.com/column/2018/#elementor-toc__heading-anchor-4
https://brand.taisho.co.jp/contents/beauty/465/#m1
[d]【参考にしたURL】
https://taisho-beauty.jp/TB/shop/pages/doctor019.aspx
https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=242&category=health
[e]【参考にしたURL】
https://taisho-beauty.jp/TB/shop/pages/doctor019.aspx