韓国美容で話題の「スパイクル（スピキュール）」。

塗るマイクロニードルとも呼ばれるこの新成分は、肌に微細な刺激を与えることでターンオーバーを整え、美容成分の浸透をサポートする革新的なスキンケアとして注目を集めています。

しかし、「痛そう」「敏感肌でも大丈夫？」と気になる方も多いはず。

今回はその正体からメリット・デメリット、正しい取り入れ方までを詳しく解説します。

1.韓国美容で話題！スパイクル（スピキュール）の正体

スパイクル（スピキュール）は、海綿という海の生物から抽出される天然の微細な針状成分です。

塗布すると角質層に微細な刺激を与え、通り道をつくることで美容成分をより肌の奥まで届けやすくするといわれています。

韓国では「塗るマイクロニードル」と呼ばれ、美容クリニックだけでなく、家庭用の美容液やクリームとしても人気拡大中です。

また、スパイクルは単に成分を届けるだけでなく、ターンオーバーを促す効果も期待されています。（※1）（※2）

2.スパイクル（スピキュール）のメリット・デメリットとは？

スパイクルを使用する大きなメリットは「ターンオーバーを促す」「美容成分の浸透サポート」です。

角質層にごく微細な刺激を与え、皮膚の新陳代謝（ターンオーバー）を活性化させたり、肌表面に微細な通り道を作って美容成分を角質層まで効果的に届けたりする働きが期待できます。（※3）

また、スパイクルはダーマペンやケミカルピーリングのような医療施術とは異なり、自宅で手軽に使用できるのも魅力のひとつといえるでしょう。

一方で、スパイクルの塗布直後にチクチク感や軽い赤みを感じることがあります。

とくに敏感肌の人は、初回は少量から試し、異常がないか確認しましょう。（※2）

3.初めてでも安心！取り入れステップガイド

スパイクルを初めて使うときは、次の流れを意識してみてください。

3-1.パッチテストをする

まずは腕の内側など目立たない部分で少量を試し、かゆみなどの異常を感じた場合は使用を控えましょう。

3-2.洗顔後の清潔な肌に使用する

肌表面の汚れや油分が残っていると、スパイクルの通り道を妨げる可能性があります。

まずは肌を清潔にしてから、清潔な手でやさしく塗り広げるのがポイントです。

3-3.使用頻度を守る

頻繁に取り入れればいいというわけではありません。

肌の炎症などのトラブルを引き起こさないためにも、濃度の高いスパイクル製品は最低でも1週間程度の間隔を空けて使用しましょう。（※4）

3-4.信頼できるブランドを選ぶ

スパイクルは美容トレンドの高まりにより、模倣品も増えています。

品質の高い製品を選ぶために、韓国クリニック監修ブランドや正規代理店を利用することが大切です。

4.肌のお悩みには漢方薬もおすすめ

肌の健康を保つ手段のひとつとして、漢方薬の服用もおすすめです。

漢方薬は自然由来の生薬でできており、一般的に副作用も少ないといわれています。

決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントですよ。

具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選び根本改善を目指しましょう。

• 「血流をよくして肌に必要な栄養を届け、代謝を上げる」
• 「肌に潤いを与える」
• 「自律神経を整えてストレスが原因のシミなどを改善する」
• 「肌の乾燥で生じるかゆみや炎症を改善する」

肌のお悩みにおすすめの漢方薬

桂枝茯苓丸加薏苡仁（けいしぶくりょうがんかよくいにん）

血流を改善して肌に栄養を届け、水分代謝をよくして肌のターンオーバーを正常化する漢方薬です。

シミやニキビに悩む人におすすめです。（※5）

当帰飲子（とうきいんし）

肌に栄養と潤いを与える四物湯（しもつとう）にかゆみを抑えたり、皮膚機能を高めたりする働きのある生薬を配合した漢方薬です。

冷え性、乾燥肌の人におすすめです。（※6）

漢方薬は、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

しかし、自分に合ったものを選ばないと、副作用が生じたり効果が感じられなかったりする場合があります。

そのため、何を選べばいいか悩んだときは、漢方のプロにオンラインで個別相談できるサービスを活用してみるのもいいでしょう。

「あんしん漢方」は手軽に相談できるだけでなく、価格もお手頃で、漢方薬を自宅まで郵送してくれますよ。

●あんしん漢方

5.スパイクル（スピキュール）は肌管理の強い味方

スパイクルは、美容成分の浸透を助けたりターンオーバーを整えたりする効果が期待されています。

ただし、敏感肌への刺激や誤った使い方による肌トラブルのリスクもあるため、正しい知識と方法で取り入れることが重要です。

無理なく続けられるスペシャルケアとして、自分の肌と向き合いながら取り入れてみてくださいね。

＜参考サイト＞
（※1）Jansonlee「Enzyme Purification Spicule」
https://jslcos.com/jansonlee_product_series_spicule?utm_source=chatgpt.com
（※2）Ann Dermatol「The Effect of Micro-Spicule Containing Epidermal Growth Factor on Periocular Wrinkles」
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5383744/?utm_source=chatgpt.com
（※3）Tae Gon Kim, Yoonjin Lee, Min Seo Kim, Jaehong Lim「A novel dermal delivery system using natural spicules for cosmetics and therapeutics」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35034416/
（※4）UNIZ Lab FAQ「Is it good to do spicules often?」
https://en.uniz.co.kr/faq?utm_source=chatgpt.com
（※5）くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ桂枝茯苓丸加よく苡仁エキス顆粒（医療用）」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9254
（※6）くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰飲子エキス顆粒（医療用）」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8938