疲労にお茶が効くって本当?お茶の「ヨクイニン」が持つ3つの魅力
2025.9.24


なんとなくからだが重い、寝ても疲れが抜けない……。
そんなときは、毎日の習慣を少しだけ変えることで、コンディションが整うことも。
たとえば、毎日の飲み物を「ヨクイニン」入りのお茶に変えてみるのもひとつの方法です。
古くから肌のケアに使われてきたヨクイニンですが、実は疲労にも効くとされているんです。
今回は、その働きや効果をご紹介します。
1. 疲れにヨクイニンがいいって本当?

ヨクイニンは、ハトムギから採れる成分のひとつで、古くから生薬として使われてきました。
美容のイメージの強いヨクイニンですが、筋肉の疲労回復や代謝をサポートする「ロイシン」が含まれているため、疲労に対する体調管理のひとつとしておすすめです。
コーヒーや紅茶の代わりにヨクイニンを含むハトムギ茶を飲むだけなので、生活習慣を大きく変えることなく手軽に始められるのが魅力です。
2.「ヨクイニン」が持つ3つの魅力

ヨクイニンは、からだの内側から整えてくれる頼もしい存在。
ここからは、ヨクイニンの魅力を3つご紹介します。
2-1. からだの巡り(血流・リンパ)を整える
ヨクイニンには、体内の余分な水分を調整する働きがあるとされています。
立ち仕事やデスクワークで長時間同じ姿勢が続く人は、血流やリンパの巡りが悪くなりがちですが、ヨクイニンで体内の水分を調整することで、コンディションの変化を感じられるかもしれません。
2-2. 自律神経の乱れを整える
忙しい日々が続くと、交感神経が優位になり、心身が緊張したままリラックスしにくくなることがあります。
そんなときは、仕事終わりに温かいハトムギ茶を一杯。
緊張がゆるみ、副交感神経が働きやすくなることで、心とからだのバランスが整いやすくなりますよ。
2-3. 美容とのW効果で気分もUP
ヨクイニンに含まれる「プロリン」というアミノ酸はコラーゲンの主成分で、皮膚の土台となって健康な肌を守ってくれます。
さらに、肌の代謝をサポートしてくれる「アスパラギン酸」というアミノ酸も含まれています。そのため、肌荒れやくすみなどの改善も期待できますよ。
体調と美容の両面をケアできるのは、日々忙しい女性たちにとって心強いポイント。
肌の調子が整って、気分も自然と前向きになっていく……。
そんな好循環を目指したいですね。
3. 体質改善には漢方薬もおすすめ

疲れがたまると肌荒れや免疫力の低下など、さまざまな不調が起きやすくなります。そんなときには、根本的な体質改善を目指す漢方薬という選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。
疲労改善には、
「消化・吸収機能をよくして栄養の吸収を高める」
「血流をよくして酸素や栄養を行き渡らせる」
「自律神経のバランスを整え、ストレスによる疲労を減らしたり、睡眠の質を上げたりする」
といった働きをもった生薬を含む漢方薬がおすすめ。
疲労改善におすすめの漢方薬
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
疲れがとれず、食欲のない人におすすめ。
胃腸の働きを整えて、元気を補ってくれます。
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
冷えや貧血、皮膚の乾燥も気になる人におすすめ。
血行をよくし、疲れや病後の気力や体力を補ってくれます。
疲労回復に役立つ漢方薬は多くありますが、体質に合わないと効果が出にくく、副作用のリスクもあるため、服用前に医師や薬剤師などの漢方薬のプロに事前に相談することが大切です。
とはいえ、疲れがたまっているときに通院したり、薬局へ行ったりするのはそれだけでさらに疲れそうですよね。
そんなときはオンラインで漢方薬の相談ができるサービスを活用するのもひとつの方法です。
たとえば、「あんしん漢方」というサービスでは、漢方に詳しい薬剤師がAIを駆使して、あなたの体調や症状に合った漢方薬を選定してくれます。
プロが選んだ漢方薬は自宅まで配送されますし、アフターサービスもオンラインで完結するので、忙しい女性にぴったりのサービスです。
4. 疲労はからだの内側からケアしよう!
疲れがたまっているときは、からだの内側から整えるケアが効果的。
ヨクイニンを含むお茶や、自分に合った漢方薬を取り入れるなど、無理なく続けられる習慣でコンディションを整えていきましょう。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)さん
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)