後ろ姿で差をつける!美背中新習慣2選
2025.8.11


背中が美しいと、後ろ姿もより魅力的に見えます。しかし実際には、肌荒れや吹き出物ができやすく、「背中のケア」は意外と難しいものです。
今回は「美背中新習慣」と題し、背中が荒れやすい原因や対策について詳しく解説します。
1. なぜ背中は荒れやすい?見落としがちな原因

背中が荒れやすい主な理由は、「皮脂腺が多いこと」と「すすぎ残し」です。
肌荒れやニキビができやすい部位には、皮脂腺が集まっています。とくに人間のからだで皮脂腺が多いのは、額や鼻、デコルテ、そして背中です。
顔にできるニキビは、皮脂腺から皮脂が過剰分泌されることで毛穴が詰まり、毛穴の内部で「アクネ菌」が増殖することが原因です。
しかし、背中ニキビの場合は、常在菌である黄色ブドウ球菌や真菌(カビ)が原因となっていることもあるため、原因に応じた処置を行わないとなかなか治りません。
もうひとつの原因は、お風呂でのすすぎ残しです。からだを洗う際、石鹸やボディソープを十分にすすがないと、残った洗浄成分が刺激物となり、乾燥や炎症の原因になります。
そして、熱いシャワーを当てたり、ゴシゴシと擦ったりすることも肌にはよくありません。強い刺激や摩擦は皮膚のバリア機能を壊し、肌荒れにつながります。
2. 美背中を目指すおすすめ新習慣2選

ここからは、美しい背中を目指すための2つのポイントについてご紹介します。
2-1. お風呂上がりの“背中保湿”でトラブル予防
乾燥は肌の大敵です。一般的に、お風呂から上がって10分以上経過すると、入浴前よりも肌の水分量が減少するといわれています。
お風呂から出たら、バスタオルで水分を丁寧に拭きとり、すぐに保湿剤で肌を乾燥から守りましょう。とくに背中は塗り残しがないよう、まんべんなく保湿しましょう。
2-2. 通気性の良い“素材選び”で摩擦&蒸れ対策
化学繊維やポリエステルなどの衣類は通気性が悪く、汗で蒸れやすいため、皮脂がたまりやすくなります。通気性を重視するなら、「リネン(麻)」や「コットン(綿)」などの素材を選びましょう。
3. 肌の悩みには漢方薬もおすすめ
背中の肌荒れの悩みには漢方薬もおすすめです。漢方薬の基本理念は、乱れたからだのバランスを整え、体質を変えることで、不調の改善をめざすこと。肌荒れしにくい体質へのアプローチも行えます。
また、漢方薬は植物や鉱物といった自然由来の生薬で作られていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれています。生活習慣を大きく変えなくても、服用するだけで続けやすい点も大きなメリットです。
肌荒れ対策を行う場合、
「過剰な皮脂分泌を軽減する」
「肌の新陳代謝をよくして、老廃物を体外に出す」
「ホルモンバランスの乱れを整える」
「水分の循環をよくして肌に潤いを与える」
といった効果を期待できる生薬を含む漢方薬を選びましょう。
肌荒れ対策におすすめの漢方薬
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
血流をよくして、皮脂を抑え、水分バランスを整え、背中ニキビなどの皮膚トラブルに対処します。
桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)
血流をよくして肌に栄養を届け、水分代謝も整えます。
漢方薬は、体質との相性が重要です。漢方の知識を持った医師や薬剤師に、ご自身の体質に合った漢方薬を選んでもらいましょう。
「もっとお手軽に漢方薬を使いたい」という方には、オンライン漢方サービスの「あんしん漢方」がおすすめ。体質診断、漢方薬の提案や購入、そしてアフターフォローに至るまで、すべてネットで完結できます。スマホ1台で、手軽に漢方薬のある生活を始められます。
4. 日々の丁寧なケアが美しい背中を作る
美しい背中を保つためには、毎日のケアが欠かせません。背中は皮脂腺が多く、洗い残しやすい部位なので、丁寧に洗浄したうえでしっかりと保湿し、肌に刺激を与えないやさしい素材を選ぶことが大切です。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)さん
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)