うっかり日焼けに即対応!救急スキンケアで乗り切ろう
2025.8.26


ちょっとの外出や曇り空だからと油断して、うっかり日焼け。
気づいたときには肌がヒリヒリ、ピリピリ……。
「こんなとき、どうしたらいいの?」と焦って検索したあなたへ。
日焼け直後は放っておくとシミやくすみ、たるみの原因になることもあるので、ダメージを最小限に抑えるには、今すぐケアすることが大切です。
この記事では、今すぐできる救急スキンケアの方法を、わかりやすくご紹介します。
1. なぜ日焼けは肌にダメージを与えるの?

紫外線には、主にUVBとUVAの2種類があります。
UVBは肌表面に炎症を起こし、赤みやヒリヒリとした痛み、水ぶくれを引き起こす原因になります。
一方で、UVAは肌の奥の真皮層まで届き、コラーゲンやエラスチンを破壊。
肌の弾力を失わせ、たるみやシワといった光老化の原因にもなります。
さらに、UVAによってメラニンの生成が促進されるため、色素沈着やシミの問題も深刻です。
2. 救急ケアは“冷やす・保湿・守る”の3ステップ[a]

うっかり日焼けをしてしまったら、肌を落ち着かせる3つの救急ケアをできるだけ早く取り入れましょう。
少しでも早く対処することで、肌が回復しやすくなりますよ。
2-1. 冷やす
肌がほてったり、赤みが出たりしているとき、肌は炎症してやけどのような状態になっています。
そんな肌は、冷やしてクールダウンしましょう。
冷やし方のコツは、氷水で濡らして絞った清潔なタオルを当てること。
直接保冷剤を当てると凍傷や水ぶくれの悪化を招く恐れがあるため、保冷剤を使う場合は、タオルで巻くなどした状態で肌に優しく押し当てるようにしましょう。
2-2. 保湿
日焼けした肌はバリア機能が低下し、乾燥しやすくなっています。
まずは低刺激の化粧水でたっぷり水分を補給。
その後、乳液やクリームで油分を与え、肌のうるおいを閉じ込めましょう。
乳液を使うことで、水分の蒸発を防ぎ、修復力を高めるサポートになります。
日焼け後は肌が敏感になっているので、手のひらで優しくなじませるハンドプレスがおすすめです。
2-3. 守る
回復途中の肌は、とにかく敏感。
紫外線や摩擦、乾燥といった刺激をできるだけ避けましょう。
外出時は日傘や帽子で直射日光を防ぎ、衣類やマスクも肌あたりの優しい素材を選ぶようにします。
最近は、紫外線による刺激から目を守るため、サングラスやUVカット機能をもったメガネを使うことにも注目が集まっています。
ただし、色が濃いだけで紫外線カット効果がないサングラスでは、瞳孔が開いて逆に紫外線が入りやすくなることも。
選ぶときは、UVカット表示があるかをしっかりチェックしましょう。
3. 肌の悩みには漢方薬もおすすめ

肌が日焼けしてしまうと、「シミが増えるんじゃないか」「シワが増えるかも」などの不安が襲ってきますよね。
そんな日焼け後の肌のお悩みをからだの内側から改善したい場合は、漢方薬を飲むのもおすすめです。
血流や水分代謝を改善する働きのある漢方薬を服用することで、皮膚のターンオーバーが促進され、健康な肌へと導いてくれます。
日焼け後のアフターケアにおすすめの漢方薬
桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
シミやニキビ、手足の湿疹などに用いられる漢方薬です。
血流をよくし、肌へ栄養が行き渡るようにする働きがあります。
温清飲(うんせいいん)
からだの中を温める「四物湯(しもつとう)」とからだの外の熱を冷ます「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」を合わせた漢方薬。
日焼け後の肌のほてりや炎症、かさつきにも効果が期待できます。
漢方薬は、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされていますが、服用する際は医師や薬剤師などに適切なものを選んでもらうと、安心感が高まります。
とはいえ、この日差しの強いなか、病院や薬局に行くのは大変……。
そう思われる人には、オンラインで個別相談ができる「あんしん漢方」というサービスもあります。
体質診断、漢方薬の提案、そしてアフターフォローに至るまで、すべてネットで完結し、家にいるだけで専門家の指導のもと漢方薬を利用できるので、暑い時期にもおすすめのサ-ビスです。
4. うっかり日焼けには、今すぐ対処!
日焼けは放置せず、すぐにケアすることが健康な肌を守るカギ。
正しい応急処置と継続的なケアで、紫外線ダメージに負けない肌づくりを目指しましょう。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)さん
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
[a]https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/03.pdf
https://www.onishiskinclinic.com/blog/20230714.html