正しく日焼け止めが使えていますか?効果のある塗り方とは
2025.5.20


紫外線対策で重要なのは、日焼け止めとその正しい使い方です。
どんなに優れた日焼け止めを使っていても、塗り方を間違えていては、十分な効果が得られないこともあります。
今回は、日焼け止めの正しい塗り方について、ポイントを解説していきます。
1.正しく日焼け止めは塗れている?

まずは、日焼け止めのNGな使い方を確認してみましょう。
・保湿ケアを行っていない
乾燥した肌は皮脂の分泌量が増え、日焼け止めのムラなどの原因に。
・使用量が適切でない
少なすぎると紫外線カット効果が低下します。
・外出時にしか使用しない
室内でも窓越しに紫外線は降り注いでいます。
・長時間の外出でも塗りなおさない
汗や摩擦で落ちるため、定期的な塗り直しが必要です。
・ティッシュオフを忘れている
余分な油分が残ると、メイク崩れの原因になります。
ひとつひとつ確認してみると、思いのほか見落としていたNGポイントもあるかもしれませんね。
続いては、正しい塗り方のポイントをさらにくわしく見ていきましょう。
2.正しい塗り方で日焼け対策!

日焼け止めを塗るうえで、とくに重要なポイントを3つ解説します。
2-1.適量を守る
日焼け止めの量は、多すぎても少なすぎても効果が下がってしまいます。たとえば、日焼け止めの試験の国際的な基準塗布量は「1cm²あたり2mg」と定められています。(※1)
基本は製品の使用量目安に従うのがベストですが、テクスチャーごとの目安量を知っておくと便利です。
クリームタイプはパール2粒分、ローションタイプは1円玉2枚分くらいの量が目安です。
意外と多く感じられるかもしれませんが、量が足りないと十分な紫外線カット効果が得られないので注意してください。
2-2.塗るときは点おきで
日焼け止めは、適量を額、鼻、両頬、あごの5点におき、そこから均一に伸ばしていきます。
内から外方向に、顔の隅々まで優しくなじませていきましょう。
髪の生え際、眉間、うなじなどは塗り忘れしやすい部分なので、気をつけてください。
2-3.塗りなおしは2~3時間おきに
日焼け止めは、2~3時間おきの塗り直しが基本です。
日焼け止めは、汗を拭いたり、手で擦ったりするだけでも落ちてしまいます。
外出時でも、日焼け止めを携帯し、2~3時間を目安にこまめに塗りなおしましょう。
3.肌トラブルには漢方薬もおすすめ

肌トラブルには、漢方薬を使うのがおすすめです。
漢方薬は、からだと心のバランスを整え、体質から見直すことで、根本改善を図ります。
漢方薬は植物、鉱物といった自然由来の生薬をもとにしていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれています。
毎日飲むだけでケアを行える気軽さも魅力です。
漢方薬で肌トラブルに対処する場合、
「血流や水分の循環を促し、肌を潤す」
「消化・吸収機能を高め、肌に必要な栄養をつくる」
「肌の新陳代謝をアップする」
といった作用が期待できる生薬を含む漢方薬を使用しましょう。
<肌トラブル対策におすすめの漢方薬>
当帰飲子(とうきいんし)
肌に栄養と潤いを与え、乾燥によって起こるかゆみ、湿疹などを改善します。
桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
栄養を補い、巡りをよくし、にきびやしみ、皮膚炎などを改善します。
漢方薬は体質との相性も重要です。
からだに合っていない漢方薬を使っても本来の効果は得られないので、漢方薬に詳しい医師や薬剤師に適切な漢方薬を提案してもらいましょう。
もっと気軽に漢方薬を試してみたい方には、「あんしん漢方」というオンライン系漢方薬サービスがおすすめ。
体質診断、漢方薬の提案、アフターフォローまですべてスマホやパソコンだけで完結するので、通院時間をとれない方にも最適です。
4.肌を日差しから守るために
日焼け止めの効果をきちんと発揮させるには、「適量」「点おき」「2~3時間ごとの塗りなおし」が大事です。
日差しが強くなるこれからの季節に備えて、正しく日焼け止めを使い、紫外線から肌を守っていきましょう。
この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかりさん
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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